シロウマからの手紙

あなたの答えになりますように。小説や漫画の感想をつらつらと書いていくブログです。

「ちょっと今から仕事やめてくる」を読んで本当に仕事をやめた話

 

上京してから数年

就職した先を1年ちょっとで辞めて

ふらふらとフリーターをしていた。

 

そこである仕事に出会った。

面接という名の説明を受けて

いざ入社してみると求人内容と

違っていたが生活のために続けていた。

 

配属先がやっと決まって安堵したものの

片道1時間半、毎日の満員電車で疲れきっていた。

 

足が地面につかない

まっすぐ立つことさえできない。

なんでこんなツライおもいをしながら

職場にいかなければいけないんだろうという気持ちだった。

 

職場ではお客様に怒られても

怒鳴られても対応は変わってもらえず

心無い「申し訳ございません。」だけを言い続けた。

 

 

ある日のお昼休み

 

近くの書店でちょっと今から仕事やめてくるが目についた。

心のどこかでやめたかったのだろうと今ではおもう。

 

読みながら泣いて

読み終わってからも泣いた。

電車のホームでこのまま倒れれば死ねるのかな

と考えていた主人公の気持ちが痛いほどわかった。

 

当時は1人暮らしで話す相手もおらず

ごはんがのどを通らない日々が続いていた。

 

読み終わって数日たったころ

通勤中に気持ち悪くなって吐いてしまった。

 

 

胃がやられていたそうだ。

病気がやめるきっかけをくれた。

「もういいんだよ」と

言われている気がして涙がとまらなかった。

 

動くだけでキリキリと胃が痛む。

電車に乗ると吐き気がおそってきて

乗ることができなくなったため

そのまま会社をやめた。

 

 

ちょっと今から仕事やめてくるのように

スカッとしたやめ方ではなかったけれど

やめても大丈夫だと思えたのは

この本を読んでいたからだろう。

 

 

やめてからも治療する日々が続いたが

少しずつ、少しずつ回復していった。

 

今ではおいしいごはんを食べて、

ぐっすり眠れることの幸せをかみしめている。

 

 

最後に

 

働いていたときは

だんだんと感覚がおかしくなって

普通のことができなくなっていった。

 

おかしいなと感じたら

とにかくたくさん寝て、休んで

自分の状況をあらためて確認してみてほしい。

 

(あのね、自分で選んでいいんだよ)